2012年09月24日

第2回 「種」のこと

今年になって、びっくりしたことがありました。
自宅プランターと事務所のミニ菜園では
成美さんが中心になって、少しづつですが無農薬で植物を栽培しています。

中でも、夏場にとても役立つのが「青シソ」!
そうめんや冷めんなど、夏場には欠かせないメニューを多食?する我が家では、
青シソの存在は、薬味としても、サラダの材料としても、
なくてはならない存在なのです。

一方、市販の青シソは、刺身のツマ等にも使うので、虫喰いなど論外。
きれいに揃ったものでないと商品になりにくいのが現状です。

青シソを栽培されたことがある方は
何もしなければ、結構虫喰いになることはよくご存知と思います。
とても虫に好かれる、おいしい植物とも言えます。

と言うことは、市販の青シソは・・・薬剤を使って
そのような状況になるのを回避していることになります。
生で食べることが多いし、ゴシゴシ洗えるワケでもないので
それはちょっと・・・って感じですよね。

なので、自家菜園の無農薬の青シソはとっても貴重で
安心して食べられるありがたい存在なのです。

前振りが長くなりましたが、その青シソ。
昨年育っていた場所から、何もしないのに
また生えてきたのです!!

確かに、穂ジソもできていたので(これも美味しくいただきましたが)、
きっと自然に種が蒔かれていたのでしょう。
芽が出てきた時には、成美さんと共に、大層驚いたものです。

おかげさまで、今年はほんの少し新しく苗を植えるだけで
美味しく香りの良い安心な青シソをまかなうことができました。
これって得したのかな?(笑)

何だかとても嬉しくなったのですが、
よく考えると、これってとても自然なことですよね。
ところが、農産物の生産の場では、
むしろ珍しいことになってしまっているのです。

長くなるので、詳細は別の場所で書きますが、
外国のある種苗企業が、自社の利益を独占するために、
一世代しか育たない種を作って
(つまり、その種から育った農産物の種からは芽が出ない)
世界中にその種を販売しているのです。

一世代しか育たない農産物を作れば、
その次に育てる時は、その企業の種を再度買わなければならない。
そういうシステムを作り上げて行ったということです。
(かなり端折っているので、興味のある方は
「モンサント社」をキーワードに調べてみて下さい)

もちろん日本も例外ではなく、
生産者は多くの農産物の種をその企業から購入しているため、
一部のものを除いて、ほとんどの農産物が「一世代化」しています。

なぜこのような状況になったのかと言うと、
日本も以前は自家採取した種を使って農産物を栽培していたのですが、
そのような種は、それぞれの種にオリジナリティがあって
(それって私たち人間や動物と一緒で、当然のことですよね)
様々な育ち方をします。

そうすると、粒や形が揃わないことが多く、
大きさや形が揃わなければ、
規格を重んじる市場で高く買ってもらえなくなります。

一方、一世代化した種から育つ農産物は、
概ね大きさや形が揃う傾向にあるそうです。
それで、農家はこちらの種を購入すると都合がいいと、
毎年種を買うのが普通になっていったのだそうです。
結局は「流通の都合」ということですよね。

そのような種から育つ農産物をずっと食べていて、
何か影響がないのだろうか、と少し不安になったりします。
でも、それより何より、このような不自然な流れになっていることに、
素直に心が「なんかイヤだな」と声を上げます。

今回、偶然にも自然に青シソを自家栽培?できたことによって
(と言うことは、青シソの種は一世代化してないってことですね!)
私は、「これってすごく大事なことのような気がする〜!!」と
思いました。

幸い、現状に一石を投じる流れもあり、
自家採取の種を販売してくれる種屋さんが立ち上がり、地道に活動されています。
今後、ユニティハウスプロジェクトでは、
この流れを支援する活動を行っていきたと考えています。

例えば、自家採取の種を使った農産物を作ってくれる農家さんと協力して
個性あふれる野菜や果物を育て、
ユニティハウスで販売して、皆さんと共有したい!
なんて夢を描いて、今からワクワク楽しみにしています。

第3回に続く
posted by くまこ店長 at 21:30| Comment(2) | 食べ物のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
美味しい果物を食べると、いつも種を蒔きたくなります。
青シソ、うちも育ててますよ〜。
やっぱり虫さんに食べられがち。
うちの青シソは実家のベランダのこぼれ種から育ったものなんです^^

在来種、自家採取の種、いいですね!
京野菜や加賀野菜など有名じゃなくても、どの地方にもきっとその土地や気候になった伝統野菜があったと思われます。
消費者が大きさや形にとらわれないで、安全や味を優先することが大事ですね。
Posted by ルカ at 2012年10月03日 18:44
ルカさん、コメントありがとうございます!

青シソは、虫さんの大好物ですよね。
ちょっと油断すると、大きな穴を空けられていたり。

在来種、自家採取の種というテーマは
私の中でだんだん大きくなってきています。
プロジェクトでも、このテーマには
積極的に取り組んで行きたいと思っています。

ルカさんもご意見がありましたら、
ぜひお寄せ下さいね!
Posted by 木村誠 at 2012年10月15日 20:54
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